アグリ事業

木曽駒ミクロの地元である長野県木曽郡では、就農人口の減少に伴い、年々、休耕地が増えつつあります。放棄された田畑は地域の荒廃につながる深刻な社会問題です。私たちは、遊休農地を活用して地域の活性化につなげるために、全国でも珍しいコーヒーおよびヘーゼルナッツの生産に挑戦しています。

休耕地を活用してコーヒーを栽培

「中央アルプスのふもとで、コーヒー豆を生産する」

そんな途方もない思いつきから、ミクロのアグリ事業はスタートしました。高齢化や離農で休耕地が増えつつあることへの危機感と、新たな産業を創出して地域振興につなげたいという思いが発端でした。
休耕地を借りてつくった試験農場にビニールハウスを設置。寒さに強い品種のコーヒー苗 30 株を試験的に栽培しています。

もう一つの主役、ヘーゼルナッツ

さらに、ヘーゼルナッツの栽培にも取り組んでいます。国内で流通する商品の大半が輸入品であるヘーゼルナッツを、もしも国内で生産できれば、地元にとって新しい特産品となり、地域産業に活気を取り戻すきっかけになるのでは……。そんな思いが原動力になっています。
ミクロでは現在、将来の本格的な生産を視野に入れて、70本の苗を試験的に露地栽培しています。

地元の「新しい特産品」をつくる

収穫したコーヒー果実は、焙煎豆として販売するほか、地域の蒸留所でクラフトジンに加工する、乾燥した葉をお茶にするといった利用法を検討中。「木曽コーヒー」のブランド化をめざします。

また、ヘーゼルナッツを使った銘菓を開発するなど、地域の新たな魅力の創出にも取り組んでまいります。